私は、小学3年生の時に初恋をしました。

相手は転校生のA君です。

彼はハーフでイケメン顔だけど、かなりのおデブちゃんでした。

私は、こんな彼にすぐ恋をしました。

シャイすぎた私は、バレンタインの日、チョコを作って「渡すなら今だ!」と自分に言い聞かせながらタイミングを計っていたのですが、いつまでも渡せず、気づけば放課後A君をずっとつけている状態になっていました。

これは3年間ずっとでした。

A君がバスケットクラブに入るなら我もと同じクラブに入りました。

しかし、話すことも出来ず…

修学旅行の時も後ろをつけてばかりで全然…

そんなある日、私にビッグチャンスが到来しました。

A君が体調不良で休んだ時の事です。

担任が「A君の家に連絡網を持って行ってくれる人いますか?」

と帰りの会で言ったのです。

迷わず私は挙手!

もうクラスのみんなは私の恋を知っているので大笑いしていました。

先生は、「君はA君家まで遠いだろう。大丈夫なのか?」と聞いてきましたが私は「大丈夫です」と元気よく返事。

これで、やっとA君と話せるかも!とウキウキドキドキしながら放課後A君の家に向かいました。

しかし、ドアのインターホンを押していきなりA君が出てきたらどうしよう…と考えてしまい、彼の家に着いてもなかなか心の準備が出来ず1時間経過をしてしまいました。

早く帰らないと、暗くなるし…困った私は近所に落ちていたミカンをおもし代わりにして、扉前に連絡網を置いてピンポンダッシュして逃げました。

これでもう私は絶対叶わぬ恋になるなと益々実感しました。

そうこうしているうちに6年生になり卒業式がやってきました。

A君は、また転校することになっており、私たちと同じ中学校ではないことになっていました。

「最後くらい、挨拶したい…」と私はラブレターを初めて書きました。

そのラブレターを母に渡してA君の両親に渡してほしいと言いました。

母は、飽きれた顔をしていました。ボルダリングジムに出会いはある?合コンよりも恋愛に繋がるって本当?

卒業式が終わった後、母はA君の両親に会って渡してくれました。

ラブレターの中身は、「楽しかったです。大好きでした。もしA君さえ良ければ文通しませんか?」という風に書いていました。

しばらくしても、何か変わった事もなく私も終わったな…と思いました。

半年して、突然A君から手紙が届きました。

内容は、私のことがずっと好きだったという内容でした。

これは、本当にびっくりしました。

それから私たちは文通をするようになりました。

叶わぬ恋なんてないのかもってちょっと思った懐かしい初恋の話でした。